75 ADA の minPoolCost が単独の Cardano 投票として再提案

新たなガバナンスアクションは、前回の提案でSPO承認を要した原因である Plutus のメモリ変更から経済パラメータを切り離す。

By SongMarketCap

Cardano News - 75 ADA の minPoolCost が単独の Cardano 投票として再提案

新たな Cardano のガバナンスアクションは、minPoolCost を 170 から 75 ADA に引き下げることを提案している。9月11日に提出されたこの単独提案は、十分なステークプールオペレーターの支持を得られず失効した以前の一括アクションに続くものだ。

新アクションは1件のパラメータ変更のみを含む

現在アクティブな提案は、ステークプールが宣言できる固定費の下限を ₳170 から ₳75 に引き下げるものだ。前回のアクションに含まれていた Plutus のトランザクションおよびブロックのメモリ上限は削除された。

投票は 2026年10月11日 に締め切られる。9月13日の確認時点で、10 名の DReps が賛成、3 名が反対に投票していた。賛成票は約 7,984 万 ADA に相当し、DRep の承認率は必要な 67% に対して 1.53% にとどまっている。

7 名の Constitutional Committee メンバーのうち 1 名が、このアクションは合憲だと判断した。残る 6 名はまだ投票しておらず、委員会の承認率はしきい値 66.67% に対して 14.29% のままだ。

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SPO 承認が不要になった理由

前回のアクションは、minPoolCost の引き下げに、トランザクションおよびブロック当たりの Plutus メモリ上限の引き上げを組み合わせていた。ブロックメモリはセキュリティ関連のパラメータ群に属するため、パッケージ全体に対しアクティブな SPO ステークの 51% 超の承認が必要だった。

その提案は DRep の支持が 68.57% に達した一方、SPO の支持は 34.5% にとどまった。提案は 9月1日 に批准されないまま失効した。

新アクションには経済パラメータの変更のみが含まれている。提案に対しては DReps が投票し、Constitutional Committee が Cardano Constitution に適合しているかを審査する。このアクションでは SPO の投票は行われない。

下限の引き下げは小規模プールの経済性を狙う

MinPoolCost は、残りの報酬がオペレーターとデリゲーターの間で分配される前に、ステークプールが報酬から控除できる固定費の下限を定義する。

このパラメータを引き下げても、すべてのプールの宣言コストが自動的に変わるわけではない。オペレーターは高い水準を維持することもでき、現在の下限を用いているプールにはそれを引き下げる選択肢が生まれる。

提案の根拠は、リザーブ原資の報酬が減少するにつれて、2023年の ₳340 から ₳170 への引き下げの効果が徐々に薄れていると述べている。1 エポックの間に 1 ブロックを生成するプールでは、現在の下限が報酬の大きな割合を吸収し、デリゲーターに配分可能な金額を減らし得る。

付随する試算は、このパラメータが不変のままであれば、エポック 758 前後、概ね 2028年2月ごろに、この固定費負担が単一ブロックのエポック報酬全額に相当する水準に達し得ると見積もっている。

提案を分離することで、現在の下限が小規模プールの経済性と両立しているかを Cardano のガバナンスが直接判断できるようになる。批准は、10月11日 までに DReps の支持が 67% に達し、かつ Constitutional Committee の少なくとも 3 分の 2 がこのアクションを合憲と判断することにかかっている。