MidnightがLedger 9を有効化 プライベートDeFiの新時代

メインネットのアップグレードにより スマートコントラクトが単一のトランザクション内で相互にやり取りできるようになり ウォレット カストディ事業者 そしてクロスチェーンアプリ向けの暗号標準が追加された。

By SongMarketCap

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Midnight News - MidnightがLedger 9を有効化 プライベートDeFiの新時代

MidnightはメインネットをLedger 8からLedger 9へとアップグレードするハードフォークを完了した。このリリースは スマートコントラクト間の直接呼び出しを導入し 既存のブロックチェーンインフラとの互換性を拡大し セキュリティとパフォーマンスの改善も含んでいる。

Midnightによると 既存のトークン残高とデプロイ済みスマートコントラクトは自動的に移行された。メインネットのcNIGHT保有者は 取引手数料を賄うためのリソースであるDUSTの生成を継続するために 何ら行動を取る必要はない。

ネットワークは 通常のPreprodへのデプロイと観察期間を経ずに Ledger 9をメインネットへ直接デプロイした。Midnightは これはセキュリティ修正がネットワークに対する追加の防護を要する場合に用いる 管理されたリリース経路だと説明している。

スマートコントラクトが連携可能に

Ledger 9では 同一トランザクション内で あるスマートコントラクトが別のコントラクトの関数を呼び出せる。この機能はコンポーザビリティとして知られ アプリケーションの構築時に再利用可能なコンポーネントを接続する手段を開発者に与える。

Midnightは 例として三つのDeFi手順を挙げた すなわちトークンの承認 交換 そして流動性プールへの預け入れだ。コントラクトが接続されていれば これらの操作を一つのユーザーアクションにまとめられる。

コントラクトは 自分を呼び出した相手のコントラクトを特定し その情報を用いて特定の操作を認可することもできる。例えばボールトは 承認済みのレンディングコントラクトによる資金引き出しを許可し それ以外のコントラクトからのアクセスを制限できる。

このリリースは ある動作が発生した際にコントラクトが公開できる イベントとログ を導入する。ウォレット エクスプローラー その他のアプリケーションは それらのイベントを監視し その結果生じた情報をユーザーに表示できる。

Midnightは これらの機能を より高度なプライベート金融アプリケーションの基盤として位置付けている。別個のPrivate Composabilityのマイルストーンは 2027年第1四半期のロードマップに残されている。なお開発者は 自身のコントラクトが何を開示するかを引き続き考慮する必要がある Midnightのドキュメントは コントラクト間呼び出しでは 呼び出し先コントラクトのアドレスが露出することを指摘している。

新たな標準がウォレットとカストディの互換性を拡大

Ledger 9は BitcoinやEthereumで用いられるデジタル署名方式であるECDSAと Ethereumエコシステムで使われる暗号ハッシュ関数であるKeccak-256のネイティブサポートを追加する。

このレジャーは 取引の承認にSchnorr署名とECDSA署名の双方を受け付けるようになった。Midnightによれば 直接的なECDSA対応により カストディ事業者は既存システムをネットワークに接続しやすくなる。

このリリースは BIP-44も実装しており 単一のシードから複数のアドレスを導出できるウォレット標準だ。Midnightは この追加により ウォレット提供者や機関のカストディアンが 既存インフラにネットワークを統合しやすくなると見込んでいる。

Compactプログラミング言語では これらの新たな暗号機能により 他のブロックチェーンとの接続を構築するためのツールが開発者に提供される。Midnightは プライベートなステーブルコイン送金やクロスチェーンの金融アプリケーションを有力なユースケースとして挙げている。とはいえ それぞれのブリッジ カストディサービス あるいはトークン統合には 個別の実装が引き続き必要となる。

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開発者とトークン保有者にとっての変更点

これまでにデプロイされたコントラクトは 変更なしで引き継がれ 移行のために再コンパイルや再デプロイを行う必要はない。アプリケーション開発者は Midnight.js 5へ更新する必要がある 一方 まだデプロイされていないコントラクトは Ledger 9をターゲットにしたCompactツールチェーンでコンパイルしなければならない。

このリリースは ゼロ知識証明の生成と検証に用いられるインフラも更新する。暗号プログラムの中間表現であるZKIR v3への対応により より新しい署名形式が可能になる。Ledger 9.1.0.0のリリースノートは 検証鍵の再生成が必要となる特定の回路タイプを示している。

メインネットのcNIGHTによるDUST登録は自動的に再適用される。PreviewおよびPreprodのテストネットワークでは ビルダーはテスト用NIGHT すなわちtNIGHTを再登録して DUSTの生成を再開しなければならない。

Midnightのエンジニアリングチームは いくつかの新機能に関するドキュメントをなお整備中だ。オペコードの参照やトランザクション形式の仕様を含む さらなる技術情報は 今後数週間で公開される予定である。